第1章 転生と洋館と母の愛第1+2+3話 異世界転生と最強な母親  突然だが、『転生モノ』って知ってるだろうか? ネットの投降小説とかでは、 dịch - 第1章 転生と洋館と母の愛第1+2+3話 異世界転生と最強な母親  突然だが、『転生モノ』って知ってるだろうか? ネットの投降小説とかでは、 Việt làm thế nào để nói

第1章 転生と洋館と母の愛第1+2+3話 異世界転生と最強な母親 突

第1章 転生と洋館と母の愛
第1+2+3話 異世界転生と最強な母親


突然だが、『転生モノ』って知ってるだろうか?

ネットの投降小説とかでは、定番も定番、って言っていいくらいのポピュラーなジャンルだ。

普通の現代日本(に限った話じゃないが)に生きていた一般人が、何らかの理由で死んだ後、何がどうなってか別な世界……すなわち『異世界』に生まれ変わって一から人生やりなおす、っていう内容なんだけども。

今正に僕は、それを体験していた。


『転生モノ』の主人公の例に漏れず、ごくごく普通の一般家庭に育った僕は、このたびめでたく大学受験に合格。
春から晴れて大学生という、なんとも喜ばしい未来を約束されていた。

……そんな矢先に、乗った飛行機が墜落してそのまま死ぬという悲劇に見舞われた。

人の死体や散乱する瓦礫を、もうすぐ何も映すことはなくなるであろう目でぼんやりと見ながら、実家のパソコンの中の思春期男子特有の黒歴史の証拠隠滅を最大の心残りに感じながら――あー、アレのせいで僕の社会的評価が死後どうなるか――僕は、短い一生を終えた…………


…………と、ここまでがいわゆる『前世』の記憶。

次に気がついたときには、僕はもう……『転生』していた。

前の、18歳の男子高校生の体ではなく……生後間もない赤ん坊の体になっていたわけだ。


☆☆☆


今僕がいるのは、どこにあるかもわからない――いや一応、すっごい山の中っぽい、ってとこくらいはわかるけど――怪しげな洋館。

イメージとしては、ドラキュラとか住んでそうな感じの、3階建てで西洋風の、そこそこ豪華な感じのお屋敷……それが、今回の人生における我が家だった。
ここに僕と、僕の育ての親の2人で住んでいる。

生まれてこの方、ここにずっと住んでで、ここから出たことない。
まあ、庭とか、その辺の森くらいなら出たことあるけど、ちょっと諸事情により、それ以上の外出っていうのが難しい環境下なもので。

ところで、何でわざわざ『育ての親』なんていう表現を使ったのかっていうと……僕、両親いないみたいなんだ。

何でいないのか、どういう経緯で今の親に出会って育てられることになったのか、とかは、全然全くわかんないんだけど、ともかく……今育ててくれてる親が、ホントの親じゃないのは確かだと思う。

何でわかるのかって? そりゃ……

「ミナトー? ご飯できたよー?」

「あ、うん、母さん、今行く!」

と、バルコニーの下から、僕の『育ての親』である女の人、僕が母さんと呼ぶその人が声をかけてくる。

髪はブロンドで、長さは背中くらいで、さらっさら。アレ絶対リンスとかいらない。
色白の肌に、出るとこ出て締まるとこ締まった、女性として理想的過ぎるスタイル。胸は巨乳と言っていい大きさで……や、あの、アレに目を奪われてしまうのは健康な男子として仕方のないことだと思うんです。
顔も超美人。ちょっと幼さも残る感じで、目は緑色。眉毛も細い。

……そして、耳が長くてとがっている。
いわゆる『エルフ耳』。でも、エルフではない。

彼女の名は『リリン・キャドリーユ』。
種族・夢魔族
サキュバス


そして僕の名は……『ミナト・キャドリーユ』。
なぜかはわからないけど、前世の名前がご丁寧にも組み込まれている。

髪色は黒、瞳も黒。耳は別にとがってない。見た感じは、普通の人間だ。

とまあ、こんな感じで差があるから、多分ホントの親子じゃないんじゃないかな、と予測してるわけ。まあ、実際に聞いてみたことはないけど。



そんな感じなので、僕がいったいいつからこの人に育てられてるのかはわからない。生まれた瞬間や、その後すぐの期間の記憶はないから。

それでも、相当早くから……たぶん生後半年ぐらいの時期にはもう自我は(前世の記憶含めて)あったと思うから、生まれてかなり早い時期に捨てられるか何かして、今のこの母親のもとに移ったんだろうと予想は出来る。
だからこそ、気付いたらこの人に育てられてた、っていう状況があったんだろう、多分。

ちなみに、赤ん坊の頃から世話されてたってことは……その過程における、ちょっと耐え難い羞恥プレイも必然的に経験することになったわけで……

具体的には、母乳とか、オムツとか……ごめん、やっぱ勘弁して。僕の精神が壊れる。せっかく転生して早々に自殺したくなる。

だって、いくら赤ん坊だからって、意識しっかりあるんだよ?
何にとは言わないけど、直接吸い付かされて母乳飲まされたり、抵抗もできずに下半身露出してオムツ替えられたり……恥ずかしいってレベルじゃないよホントに。

しかも、この超がつくほどの美人の母さんに。

ていうか何でこの人、夫とかも別にいないのに母乳出るんだ、とかも一瞬思ったんだけど、すぐにそんな余裕もどこへやらって感じの羞恥的な数年間を僕は過ごした。
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第1章 転生と洋館と母の愛第1+2+3話 異世界転生と最強な母親 突然だが、『転生モノ』って知ってるだろうか? ネットの投降小説とかでは、定番も定番、って言っていいくらいのポピュラーなジャンルだ。 普通の現代日本(に限った話じゃないが)に生きていた一般人が、何らかの理由で死んだ後、何がどうなってか別な世界……すなわち『異世界』に生まれ変わって一から人生やりなおす、っていう内容なんだけども。 今正に僕は、それを体験していた。 『転生モノ』の主人公の例に漏れず、ごくごく普通の一般家庭に育った僕は、このたびめでたく大学受験に合格。 春から晴れて大学生という、なんとも喜ばしい未来を約束されていた。 ……そんな矢先に、乗った飛行機が墜落してそのまま死ぬという悲劇に見舞われた。 人の死体や散乱する瓦礫を、もうすぐ何も映すことはなくなるであろう目でぼんやりと見ながら、実家のパソコンの中の思春期男子特有の黒歴史の証拠隠滅を最大の心残りに感じながら――あー、アレのせいで僕の社会的評価が死後どうなるか――僕は、短い一生を終えた………… …………と、ここまでがいわゆる『前世』の記憶。 次に気がついたときには、僕はもう……『転生』していた。 前の、18歳の男子高校生の体ではなく……生後間もない赤ん坊の体になっていたわけだ。 ☆☆☆ 今僕がいるのは、どこにあるかもわからない――いや一応、すっごい山の中っぽい、ってとこくらいはわかるけど――怪しげな洋館。 イメージとしては、ドラキュラとか住んでそうな感じの、3階建てで西洋風の、そこそこ豪華な感じのお屋敷……それが、今回の人生における我が家だった。 ここに僕と、僕の育ての親の2人で住んでいる。 生まれてこの方、ここにずっと住んでで、ここから出たことない。 まあ、庭とか、その辺の森くらいなら出たことあるけど、ちょっと諸事情により、それ以上の外出っていうのが難しい環境下なもので。 ところで、何でわざわざ『育ての親』なんていう表現を使ったのかっていうと……僕、両親いないみたいなんだ。 何でいないのか、どういう経緯で今の親に出会って育てられることになったのか、とかは、全然全くわかんないんだけど、ともかく……今育ててくれてる親が、ホントの親じゃないのは確かだと思う。 何でわかるのかって? そりゃ……「ミナトー? ご飯できたよー?」「あ、うん、母さん、今行く!」 と、バルコニーの下から、僕の『育ての親』である女の人、僕が母さんと呼ぶその人が声をかけてくる。 髪はブロンドで、長さは背中くらいで、さらっさら。アレ絶対リンスとかいらない。 色白の肌に、出るとこ出て締まるとこ締まった、女性として理想的過ぎるスタイル。胸は巨乳と言っていい大きさで……や、あの、アレに目を奪われてしまうのは健康な男子として仕方のないことだと思うんです。 顔も超美人。ちょっと幼さも残る感じで、目は緑色。眉毛も細い。 ……そして、耳が長くてとがっている。 いわゆる『エルフ耳』。でも、エルフではない。 彼女の名は『リリン・キャドリーユ』。 種族・夢魔族サキュバス。 そして僕の名は……『ミナト・キャドリーユ』。 なぜかはわからないけど、前世の名前がご丁寧にも組み込まれている。 髪色は黒、瞳も黒。耳は別にとがってない。見た感じは、普通の人間だ。 とまあ、こんな感じで差があるから、多分ホントの親子じゃないんじゃないかな、と予測してるわけ。まあ、実際に聞いてみたことはないけど。 そんな感じなので、僕がいったいいつからこの人に育てられてるのかはわからない。生まれた瞬間や、その後すぐの期間の記憶はないから。 それでも、相当早くから……たぶん生後半年ぐらいの時期にはもう自我は(前世の記憶含めて)あったと思うから、生まれてかなり早い時期に捨てられるか何かして、今のこの母親のもとに移ったんだろうと予想は出来る。 だからこそ、気付いたらこの人に育てられてた、っていう状況があったんだろう、多分。 ちなみに、赤ん坊の頃から世話されてたってことは……その過程における、ちょっと耐え難い羞恥プレイも必然的に経験することになったわけで…… 具体的には、母乳とか、オムツとか……ごめん、やっぱ勘弁して。僕の精神が壊れる。せっかく転生して早々に自殺したくなる。 だって、いくら赤ん坊だからって、意識しっかりあるんだよ? 何にとは言わないけど、直接吸い付かされて母乳飲まされたり、抵抗もできずに下半身露出してオムツ替えられたり……恥ずかしいってレベルじゃないよホントに。 しかも、この超がつくほどの美人の母さんに。 ていうか何でこの人、夫とかも別にいないのに母乳出るんだ、とかも一瞬思ったんだけど、すぐにそんな余裕もどこへやらって感じの羞恥的な数年間を僕は過ごした。
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